2009年10月25日

気分はフラ-タンゴスでノッていこう(2)

ここからは基本のコンパスをラスゲでコンパスを刻みます。




Tangos_01.jpg

10小節2拍裏からのラスゲですが、勢いよく突入する感じで入るとコントラストが付いて良いみたいです。
このラスゲのパターンは曲中で頻繁に顔を出します、譜面では2つのパターンを引き分けるようになっていますが、譜面どうり厳密に引き分けるか、曲の流れで適時引き分けてもいいでしよう。

一つは32分音符でch・a・m・i・i

もう一つは16分音符の3連でa・m・i・i
こちらの方が32分音符よりハッキリ分離して聞こえます。

何れも最後のiはアップストロークで次の拍に乗せます。

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2つのラスゲを弾き分けよう!

以前にも書きましたが大きく分けてダウン・ストロークには2つの方法があるわけですが、これらの方法を取りあえずデコピン式、ブラッシュ式と呼ぶ事にしましょう。

まずデコピン式ですが、弾く指を親指に軽く引っ掛けてハジクようにストロークします。しかしデコピンをそのまま連想してしまいますと力を込めてビシッとやるように感じてしまいますがメッタヤタに強く弾くわけではなく、強さより弦に爪(指)が当たる角度と加速度が重要で、それを音に反映させます。
弦に指が当たる角度が立っている為硬いダンと言う音がし指がハジかれる角度がやや弦から離れる方向になる為低音弦の音が強調される傾向になります。

Tangos_02.jpg








高音弦の方まで音を出したい場合は親指をストレッチして高音弦側へフォームをシフトさせたりする事も有ります。


殆どの場合小指は引っ掛けにくいので使用せずa、m、iでラスゲし特にラスゲの音を分離させより鮮明にしたい時等に使用されることが多い様です。



ブラッシュ式は指を親指に引っ掛けずどちらかと言うと弦をやや押し出してハジき撫でるように弾きます。
デコピン式より爪を弦に対して寝かせ気味にストロークします。
指が弦に接触している時間がデコピン式より長くなりややジャラーンという音になります。
引っ掛ける事によるバネ力を使えないので、ハジクのに手の甲の筋肉を必要とするので苦手な人もいる様ですが、ピカードを弾く時の筋肉も養えます。



この2つが代表的ですが、実際はその他親指の根元の膨らみに少し引っ掛けたりデコピン式とブラッシュ式の中間になったりもします。
音的にはデコピン式とブラシュ式を合わせた様な響きになります。

有名ところのギタリストを見てみますと色々なやり方(個性や癖を含めて)があるようですね、ホセ・タナカ氏もラスゲの仕方を、パロや地域、時代(流行)によるスタイルによって引き分ける事を提唱されています。

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ぇーと話を元に戻しまして
最初の10小節目のラスゲですけど、もとの楽譜では32分音符になっていましたが勢い良くハッキリ音を出したいので16分音符3連のデコピン式でいきましょう。
1弦の音の変化を強調したいので親指は5弦に置き3拍のアップストロークを幾分アクセントして明確にします。
次のダウンもアクセントしますが後のラスゲは抑えめに余韻のように弾きます。

11-12-13小節は1拍目の裏拍と4拍目のダウンをアクセントします。

14小節は2拍目裏拍のラスゲは譜面では32分音符となってますが16分音符3連でも良いと思います。
32分音符ので弾く時はブラッシュ式で16分音符3連で弾く時はデコピン式と言う様に弾き分けても良いかもしれません。
何れも3拍目をアクセントしその後のアップのラスゲは控えめに弾きます。

15小節は、タンゴスに最も典型的な頭休符の裏拍アップストロークのパターンです。
ここをiのアップ・ダウンだけでラスゲする方法もありですがiaの方がiだけで弾くよりリズムを鮮明に出し易いと思います。
iaの組み合わせは、初めのうちは結構難しいですが、ゆっくりと特にaを低音弦へ十分引き上げて弾く事により弾ける様になると思います。
4拍めのダウンをアクセントしその返しのアップは、ゴーストノート的に軽く1-2弦を引っ掛けます。



このようにアクセントでコントラストを付ける事で次第にタンゴスらしくなっていきます。
逆にただ激しくカッばすだけでは、微妙なニュアンスといいますかソニケテがなかなかでてきません。

特に14-15小節のコンパス・パターンは繰り返し表れてタンゴス全体のノリを底流でささえますので、念入りにトレーニングするといいでしよう。

20小節目の3連ラスゲはデコピン式でやや強調して次の第2ファルセータに繋げます。

この第一ファルセータをフラメンコのノリが自然に出て来るまで弾き込こんでみましょう。
此の後ファルセータが色々変化した形で表れますが、基本は殆ど同じで、コードもいたってシンプルですので、ここまでがある程度できれば、あとは楽かも・・・と楽観していますがどうでしょう?

つづく
posted by saintcat at 22:16| Comment(0) | 気分はフラメンコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

気分はフラ-タンゴスでノッていこう!(1)

久しぶりのフラメンコギターネタになります。

今回からタンゴスをネタに、ラスゲアードやリズムの取り方とか基本的な事を復習したいと思います。
お題は、ネットで見つけたタンゴスのタブ譜にします。
このTab譜は全く右指の運指やラスゲの指使いが描いていないので、そこらへんも逆に研究材料になりますね。
(同譜面でTangos de Paco penaとなっているものがあったが音源を見つけられず)

曲調からスタンダードなタンゴスでどちらかというとトラディショナルな曲に属すようですが、そんなに古くは無い様な気もします。
イントロから第10ファルセータ迄あってちょっと長いですが、頑張ってやってみましょう。

今回の第一のテーマは、ソニケテです。
つまりノリとかグルーブ感のトレーニングに重点を置いてみたいと思います。

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ソロ・コンパスを用意しょう

フラメンコのリズムを習得するには、とにかくカンテとかバイレの伴奏をすると良いと言われていますが、それが何時でも出来る環境がある方は少ないと思いますので(僕もそうです)
先ず、タンゴスのソロ・コンパスの音源を用意しましょう。
手っ取り早く本格的なソロ・コンパスの音源が欲しい人はインターネットショップからでもCDが入できます。

*ホセ・タナカ氏のブログからテンポごと別々に購入できます。
現在ブレリアスとタンゴスのソロ・コンパスがアップされています。

パルマに自信がある方は自分で録音したものでもいいでしょうし知り合いに出来る方がいるようだったら打ってもらっても良いでしょう。
DAWを触れる方ならMidiでパーカッションを打ち込んでも良いでしょう。
メトロノームでも良いと思いますが、カチッとしすぎて揺らぎと言いますか、微妙なニュアンスが無いので出来ればソロ・コンパスが良いと思います。

僕はパルマに関しては、セコとソルドや裏打ちがある程度の基本的な事しか知らないので、打ち易いテンポで打ってPCに収録しDAWで目的のテンポに合わせて切り貼りしたり音量を調整したり、チョットずらして重ねて数人で打っている様にしたものを数小節作ってルーピングさせています。
ストレッチしてテンポに合わせると、どうしてもパルマの音が変になるので切り貼りが良いと思います。
今回のタンゴスの基本パルマは、ズン チャチャズン チャで簡単なものを採用しましたが、Midiのパーカッション等と組み合わせると結構複雑な物も作れます。
ソロ・コンパス制作方法に関してはまた別の機会に考察しましょう。

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イントロ

先ずはイントロ(第一ファルセータ)ですが、3連のピカードで入るよくあるタイプですが
此の曲で一番難しそうな所が一番最初に来たみたいですねふらふら
速いので途中16分音符のピカードがちょっと難しいですが短いのでなんとかなりそうです。
ピカードの運指は僕の弾き方に合う様にしていますが、逆ポジション(逆指)とかの関係で合わないところは適当に変えて下さい。

テンポは140-150くらい
カポは1か2フレット



Tangos_intro.jpg


まずソロ・コンパスを聞いて足踏みでリズムを刻み体でノリの感覚を掴みます。
ラスゲの基本コンパスは比較的ノリを掴み易いですが、このイントロの3連とかはリズムが崩れ易いのでアクセントの位置に留意してそこをポイントにします。

以前タンゴスのリズムについて考察しましたが、ザットとおさらいすると、4拍目にアクセントがくるのが基本で特に最近のは、4拍目がかなり意識されたノリになっているようです。
しかしブレリア同様アクセント位置は、固定されているわけではなく、メロディー主導で別な位置にアクセントが来ることかがあるのが普通です。
特に1拍目、3拍目がアクセントになったり1拍目が休符になることも多いですね。
要は固定的に考えるより重要なのはソニケテだと思います。

このイントロ部分は1拍目と3拍目にアクセントをもってきてそこをポイントに合わせるといいみたいです。

1小節目の最初のコードは、pimaでアルペジオ風に弾く手もありますが、pでダウン・ラスゲにしてみました。

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トレーニングのテンポに関して

最初から3連や16分音符を歯切れ良く正確に弾くのは困難ですので最初は100ぐらいで、十分トレーニングするのが良いと思います。



指のトレーニングとかはグッとテンポを落としてトレーニングすると効果がある場合がありますがリズム感のトレーニングでは、ゆっくりトレーニングするのも、ある程度限界があるようで、あまり遅くしすぎるとノリの感覚がわかりにくくなるようです。
トレーニングの時のテンポは目的によって変える必要もあるのですね。

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5小節目からの3連は特に音がジグザクに上下するので感覚的に弾ける様に十分トレーニングが必要です。
特に一拍目は8分音符と16分音符のリズムになっていますので3連符との引き分けをハッキリする必要がありますが、それで逆にリズムを崩す事があるので注意します。

8小節目の上昇する16分音符のピカードは、結構速いのでツッかかる場合はスラーをかましても良いかと思います。
2拍子目の裏拍から入ってるのに注意して一気に上昇しますが、ノリが崩れない様にすのには3拍と4拍の頭の音に留意すると良いでしょう。
9小節目も続いて16分音符のスラーで一気に下降しますが、拍の頭に留意してリズムを外さないように注意します。

(今回は、全体を通してコンパス感を養う事、シンクロする事をテーマにするので、興にノってテキトーにアクセサレートとかしません)

つづく
posted by saintcat at 21:47| Comment(0) | 気分はフラメンコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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