2010年01月02日

爪の処理について

あけましておめでとうございます。
年の瀬の駆け込み仕事が忙しく投稿がしばらくできませんでしたが2010年最初の投稿です。

コメントで爪に関する質問がありましたので、ぼくの今やっている方法を紹介しますが

爪に関しては一般的な留意事項の他の「硬さ、指の形、弾く時のホーム、インパクトの時の弦へ当たる角度」等色々な個々人で異なって来る要因がある思いますので参考程度に・・・


爪ヤスリの準備

ヤスリの種類は荒めと非常にに細かいものを用意して荒削りと仕上げに少なくとも処理を2段階にします。
僕は粗けずりにヘンケルのセラミックやすりの細かい方を使用し、仕上げは、すこしざらついた硬い紙に擦り付けたりしています。

nail-a.jpg

ガラス製のヤスリや非常に細かい目のサンドペーパも良いと思います。

爪の準備

寒く乾燥した状態で爪切りで切ったり荒めのヤスリで処理したりすると、変なところで欠けたり剥げたりする可能性かありますので風呂上がりか爪を処理する前にお湯に少しのあいだつけて適度に柔らかくしておいたほうが良いと思います。

爪の長さの処理

長さは指の爪の生えかたにもよりますが、爪の面積を比較的多く使う人と、指頭の肉の部分を多く使う人では違って来ると思います。
御自分の弦に対する指の角度や爪のどの位置で弦がリリースされるかよく確認して下さい。
指のフォームが既に適切な場合、爪の角度に合わせてフォームを変えるのは本末転倒ですが、フォームが適切でない場合爪をどんなに調整しても芳しく無いということが、たまにあります。

僕はインバクト時の爪のカチッという音がしない様に肉で接触し爪に出来るだけすばやく少しだけすべらせリリースする方法をとるので掌から見て0.8-1mmくらい見えるようにしています。
しかしフラギをやるようになって弦への角度が深くなったのでクラシックだけをやっていたときよりすこし短めになっています。

m-finger02.jpg

指頭と爪を使って弾く場合は長さが適切でないと指頭と爪にスライドするときに肉と爪の間でひっかかったりすることがありますので少し削っては実際に弦を弾いて感触を確かめながら調整します。
(スライド時のひっかかりは爪が長過ぎる以外にサイドの削り具合にも関係がありますが・・・)

爪を長めに伸ばして爪だけで弾くスタイルのギタリストもいますが、僕の場合爪の音が入り易いので採用していませんので詳しい事は分りません。

爪の形(シルエット)

適切な長さにしながらシルエットも整えます。
自分の指の指頭を眺めてみてどの指も同じ形をしていますか?それとも違いますか?

ぼくの場合形状はそれぞれの指頭の形がちがうのでそのシルエットにあわせていますが、人によって爪から弦がリリースされる時の方向で斜めに削ったりする人もいます。

R-fing009.jpg


爪の断面の形に考慮してスムーズに指から爪にリリースされる様に爪のサイドも削っていきます。

m-finger06.jpg

親指だけは大きく斜めにカーブを付けて弦に当たる角度を最も反映させた形にします。


Tum.jpg
*親指の爪の形はフラギをやりだしてフラギ奏法のアポヤンドやアバニコ、アルサプーアに適するようにかなり修正したので参考にはならないかもしれません。

シルエットはリリース時の弦からの「逃げ、抜け」に関わってきますので、合っていないと弾きにくさや、引っ掛かりの原因なることがあります。


爪の角度の処理

長さとシルエットが大体整ったら爪の断面の角度を整えます。

まず弦を弾きながら弦にあたる平均的角度あるいは最も多く使用する角度を導出します。
実際に弾く時は指頭の接触から爪へのスライド、リリースまで角度は変化していきますので全く同じではありません。

その角度を考慮しながらヤスリに対して指に角度を付けてゆっくり削ります。

m-finger04.jpg

此の時留意することは、断面の角度による断面形状です。
爪は薄いのですが、削った後は、断面の角度がはっきりとついていますので丁寧に処理します。
非常に微かですが、これが爪から弦のリリースのひっかかりを左右することがありますので結構重要と考えています。

nail.jpg
のようにします。


ある程度処理順に説明しましたが実際は仕上げに近づくにつれそれぞれを少しづつ調整し全体的に処理していきます。


仕上げ

粗削りではバリが出来ているので、細かいやすり等で仕上げます。
バリがでているとチリ、チリした音がしたりガサついた音になります。

実際に弦を弾いた感触で特にゆっくり弾いた時に音や爪の感触にザラツキが感じられたら微かながら凹凸がてきている可能性があるので慎重にそれを無くします。

仕上げ+追加処理

僕の場合爪を削るのに加えフラメンコのラスゲ用にアロンアルファーを爪に塗りますが、アロンアルファに塗布に伴う爪の厚さの変化で
硬さによる「しなり」(かなり硬くなって音色も硬質になる)も微妙に違って来るのでここまでを爪の処理と考えています。

爪が弦にひっかかる場合

指が弦に引っ掛かる場合は爪の処理の問題も有りますが、弾き方、フォームに問題がある場合のほうが多いと思います。
弾き方が適切であれば、爪の処理が少し悪くてもひっかかりません。

爪の処理が少し悪くても・・・というは、それでも良いと言う意味ではなく判断基準としてフォームの方に問題が有る場合が多いということで爪の処理が悪いと確実に良い音は出ませんし弾きにくいですから、おろそかにはできません。

何れにせよ爪の形はヒギナーから段々フォームが定まって来るにつれ変化していくと思います。

おそらく音色や切れの良い指さばきとかに関心が向いていくとより何度も色々試していくうちに自分に合った爪の形が見つかってくると思います。
posted by saintcat at 18:05| Comment(0) | ギター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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