2010年12月27日

今年も残すところ数日・・・

今年も残すところ数日となりました
今日はとても寒く手がかじかんでギターを弾くにも指が動き難いし部屋の温度差で弦が安定せず冬はトレーニングには不向きな季節ですね

気がつけばこのプログを立ち上げた時が2006年の11月なのでもう4年が経ちます。
最初は、一時期仕事の関係で止めていた、もう上達は望めそうも無いクラシックギターで
もう一度基本に戻って分析的に練習方法を検討しようと思ったのがフログを始めたきっかけなのですが
我ながら良く続けられたなぁと思っています。

その間、途中でリズム感をつけるのと右手のテクニックの補助にフラメンコギターを始め、いつのまにかクラギがメインから
フラギがメインになってしまった観も有りますが、クラギも忘れない様にチョロとやっています。
その結果「目覚ましい上達」と迄は行かないけど一定の上達があったのは確かですが、上達とはけっして一直線でではなく、"ぉおっ"と上達することもあるしスランプもある、間違えていた事が後から分ったり、効果が薄いトレーニングで時間を浪費することもあり、スパイラルの様に或は山道をぐるっと回って昇るような物だと感じています。

それに加えもっとも大きな収穫は、自分自身が抱える問題点とそれを克服するトレーニング方法がある程度見えて来た事です。
後は「時間と汗の努力一筋!」
とはいっても時間は有限であるし流せる汗の量は限られているのですが・・・
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今年の総括

今年の全体的テーマは、ギターの構えと左手のホジショニングの改良だたのですが、途中でJポップやドラマのテーマとかの編曲のソロをトレーニングするようにもなり、することが増えて大変です。
人前で演奏する機会は非常に少ないのですが、クラギやフラギの曲だけ弾いていると2、3曲でやはり飽きられるので、Jポップなどを挟むと良いのと感じたのとコードの使い方やリズムのトレーニングにもなるかもと思ったのです。

今年の最も大きなチャレンジはフラメンコの曲集をまるまる全部弾き通すという難行ですが、今の所は1/5程度は進んだでしょうか、来年も引き続きやって行こうと思います。
「Estudios de Guitarra flamenca Solos FlamencosVol-1/Vol-2」曲集完全踏破

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来年やりたい事

今迄その都度分った事や気がついたことを適当にブログに書き残してきたのですが、もう少し系統的にまとまったメソッド(そんなに大層な物では有りませんが)として紹介出来たらと考えています。

またサビカスやパコ・デ・ルシア、ビセンテ・アミーゴ等のマエストロの曲を取り上げて「巨匠に学ぶ」みたいなスタイルで新たな試みをしてみたいとも思っています。
posted by saintcat at 22:28| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月24日

Bulerias (por arriba)

レベル-3 Bulerias (por arriba) ブレリアス (ポル・アリーバ)


ポル・アリーバ(上の調で)とは、Eを基音とするモード(旋法)で演奏する事を意味する。
単純に言えば6弦E音を基音としたスケールで構成された曲と言う事である
ポル・アリーバで弾くブレリアスは、結構めずらしい

フラメンコのコードの構成やコード進行は短調とか長調でとらえることができずモードでとらえる事が多い
そこにこそフラメンコの音の源が有ると思う
(フラメンコの音楽的側面については今後研究する必要が出て来るかも)
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セオリーとコンパス

ブレリアスの楽譜の表記のしかたには若干注意すべき点が有る(以前ブログで考察済み)
楽譜の表記のしかたとカウントの取り方が絡んで少しばかりややこしくて始めてブレリアスを弾こうとするビギナーは混乱するかもしれない。

古い表記はカウント1から表記が多い
最近は12カウントからの表記がほとんどだが此の曲は1カウントからの古い表記になっている。

これは単に表記方法の問題であって、あまり楽譜の譜割りを気にしないように(譜面に頼らず弾ける様になるが目的なので)
カウントについてはコンパスは循環しているので1から入るとか12から入るとかあまり固定的に考えず、ブレリアスは12拍子のコンパスを維持しつつ一定のセオリーに基づいてリズムの取り方が変動するパロであると認識するのが良いと思う。
(フアルセータの頭が1カウトあるいは12カウントと始終入れ替わる、2拍取り、3拍取り等)

ビギーナは最初からいきなり弾こうとせず全体を通してコンパスの構成がどうなっているのか、考察して掛かった方が良いと思う

またノリ、ゴーストノート的な音の扱い、コントラスト等必ずしも楽譜どうり正確に弾くのがベストと言うわけでも無い

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あらたなテクニック

*ラスゲアード・ドブレ(iのアップを伴わない)
*連続する3連ラスゲ(アバニコではない)
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イントロと基本コンパス

ブレリアスのテンポは200前後が多いがこの曲はマルティン氏は少し遅めの185前後で弾いているようだ

イントロは2拍(厳密には1拍半から)入り12拍(12カウント)のパターンで終わるパターン

Bulerias3_1.jpg




5-8小節
5小節の11:2の表記は2拍の間に11のアップ・ダウンを入れ込むと言う意味で
(ch・a・m・i)(ch・a・m・i)(ch・a・m)のiのアップを入れないラスゲアード・ドブルを行う
つづくiのアップダウンのストロークはアクセントによってブレリアスのリズムとノリが出る様に

Bulerias3_2jpg.jpg




9-12小節
iのアップダウンにラスゲで変化をつけたパターン
ラスゲは強く弾くより音のコントラストを付けてメリハリを付けた方が雰囲気が出易い


12小節の3拍で12カウントで入るコンパスにチェンジ
Bulerias3_3.jpg



このコンパスのは最も典型的なトラディショナルなリズムパターンだが、スタイルによって微妙に異なるアクセントやノリがある
休符の部分は単に弾き流す場合が多いが16小節のアパガードは確実にする事でよりコンパスのニァンスが出る

ストロークとラスゲのコンパスは始めから速く弾くと走りすぎてコンパスを見失ったり、ジャジャカと雑音になってしまいやすいのでユックリとリズムを確認しつつトレーニングし少しずつスピードを上げる



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ファルセータ-1(20小節3拍より)



途中の「間」は感覚的に「間」をとらずに足等でリズムをとり正確に刻むようにする(最初は意識的に行う必要が有るかもしれないが慣れれば自然にできるようになる)

44小節からの低音と高音を同時に弾いて行く部分は左の運指の入れ替えが慌ただしく、ばたついてミスり易いので
なるべく必要以上に指が指板から指が離れない様に


49小節の3連の連続はアバニコではないタイプの3連
このタイプの3連はダイナミックなトーンを出せる反面、切れが悪くなりがち
切れを出す為には手首の回転のスナップ+指のストーロクのコントロールが必要


52小節からのプルガールの低音のアップ・ダウンはもたつきがちになりやすい
1弦1弦弾くというよりアルペジオの様にpを滑らせて弾く感じで指の弾性を利用して素早く弾き始めのポジションに戻す様にする。


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ファルセータ-2(62小節3拍より)

picadoと表記されているようにとりわけ明確に弾かなければならない
70小節目3拍からの低音弦のピカードは低音弦の振動が大きいのでそれに影響され音がボソボソなったりもたついたりし易い
振動に負けないインパクトが必要だが強いインパクトを与える為には手首を安定させ指の角度を一定に





78小節からの休符をしっかりとアパカードさせることでビシッと締まる


85小節2拍裏のiのダウンストロークを強くアクセントすることでシンコペーションが際立ちリズムに躍動感が出る





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ファルセータ-3(98小節3拍より)

プルガールとスラーだけのメロィーラインが続くが、ダラーと流れてしまわずにアクセントと独特のリズムの波を表現する
押弦したコードポジションはなるべく離さずホールドしたまま弾く



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レマーテ(119小節)

冒頭の2拍から入る特徴あるパターンが再び現れてレマーテとなる
123小節1拍裏でpのアップのアクセントが入るリズムに注意、
iのダウンと同時にpを開始位置へセットし次にpをアップ
それからpをダウンするように6弦に置くと同時にiをダウンする要領で弾くと弾き易い



posted by saintcat at 22:50| Comment(3) | 曲集完全踏破-備忘録_3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月09日

Alegrias en mi (con silencio)

レベル-3 Alegrias en mi (con silencio)

セオリー

全体的にアレグリアスとしての構成が比較的整った曲であるが、バイレの伴奏のように一定のルール(サリーダ、エスコビージャ、レトラとか)に沿った構成ではなく、基本コンパスを挟みつつ単純にファルータを繋いだ構成と考えた方がよい

フラメンコギターのソロは時代とともに伴奏の形式を模したものや単純にファルセータを繋いだ物から起承転結を持ったソロ曲として完成度が高い曲へと変化しているのでカンテ、バイレの伴奏とは根を同じくしたものであるが、異なった枝と考えた方が良いようだ

伴奏の場合、例えばバイレでは、バイレの表現をより際立たせるためにリズムやテンポに変化を加えるが
ソロの場合、ギター独自のリズムやテンポのコントロールが必要となる
しかしながら適当にそれが行われるわけでしなく必然性が伴っていなければ、フラメンコ的なアイレ(雰囲気)をそこなってしまう
此の曲ではそういった音楽的要素も考察したい。


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新しく導入されたテクニック

*連続するラスゲ所謂ラスゲアード・ドブレ
*アルサプーア
*16分音符の比較的素早く短いピカード
*装飾音的なトレモロ
*pのみによる上昇するアルペジオ

テクニック的にはレベル-4か5に持って来ても良いくらい難しい部分がある

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イントロダクション

*曲中ではファルセータに入る指示がないので、覚え易いように適当にファルセータと思われる部分で分割してトレーニングした

ラスゲによる基本コンパスが3コンパス続く
ラスゲが複数拍の間連続して行われる所謂ラスゲアード・ドブレとスラーを伴ったストロークの組み合わせ
高音がメインなので親指を5弦に置き爪の当たりが高音よりになるようコントロールし軽やかにアレグリアスらしい華やかさを出すようにする。

ラスゲアード・ドブレはiやmのアップを伴うものとそうでない物が有る
アップを入れると連続音の中に軽いリズムが生まれるが、入れないと音の連続が切れ目無く維持される
まだアバニコの連続によるラスゲアード・ドブレもよく行われる。

Arglias-3_1.jpg




コンパスのアクセントとかを頭で考えてしまうと力みが出たりノリが悪くなるし適当に弾くとコントラストが無くなり流れてしまうので
感じつつ弾く・・・結構むつかしい・・・



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ファルセータ-1(13小節)

以前出て来たアレグリアスと同パターンのスラーを伴ったアルペジオだが、15小節目の左手のポジショニングはかなり指のストレッチを要する。


18小節3拍目から短いアルサプーアが出て来るが、それほど難しいパターンではないがやはりストレッチが厳しい


22小節の一拍目の一拍にアップストローク無しの7連が入るラスゲアード・ドブレ、かなり素早く指を回さなければならない。
Arglias-3_2.jpg




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ファルセータ-2(25小節)

短い16分音符のピカードが出て来る、パターンはそれほど難しくは無いが弾き焦せらないように確実にくようにしたい


31小節のリズムパターンは32分音符のi-m-a-pのアルペジオで裏拍のリズムのタイミングに合わせるのが意外に難しい。
Arglias-3_3.jpg


38小節の3拍裏にフレーズずれ込むのはレマーテの1パターンで次のシレンシオに入る為テンポを次第に落とす様にする


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シレンシオ(41小節)
アレグリアスに特徴的な比較的ゆっくりなファルセータで感傷的なメロディーで気分によってテンポも揺らすことが多い

45小節の装飾音的なトレモロを伴うpのストーロクはよく使われるパターン
演奏に際しては拍の頭がpのストロークにシンクロする様に弾くが、装飾音的なトレモロは必ずしも正確に裏拍前からとは限らない
雰囲気重視
Arglias-3_4.jpg


43小節に代表される3連と5連のアルペジオは殆どpのみで弾かれ滑らかにしかも鮮明に弾くにはプルガールの技巧が要求される
pがすべってリズムが崩れない様に、最初はメトロノームとか使った方がいいかもしれない。
Arglias-3_5.jpg



61小節のアルペジオの右指の運指は幾つか考えられる、とりあえず2番目で・・・(自分の場合このパターンが習慣になっているので)
Arglias-3_6.jpg

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ファルータ-4(65小節)

前のレマーテの後次第にスピードを上げてもテンポを中庸にもっていく


80小節からテンポを上げエンディングへ・・・


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此の曲は今迄の曲と違って消化しきれていない部分がまだ幾つか残っているので引き続き弾き込みが必要と感じる
posted by saintcat at 16:55| Comment(0) | 曲集完全踏破-備忘録_3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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