2010年12月09日

Alegrias en mi (con silencio)

レベル-3 Alegrias en mi (con silencio)

セオリー

全体的にアレグリアスとしての構成が比較的整った曲であるが、バイレの伴奏のように一定のルール(サリーダ、エスコビージャ、レトラとか)に沿った構成ではなく、基本コンパスを挟みつつ単純にファルータを繋いだ構成と考えた方がよい

フラメンコギターのソロは時代とともに伴奏の形式を模したものや単純にファルセータを繋いだ物から起承転結を持ったソロ曲として完成度が高い曲へと変化しているのでカンテ、バイレの伴奏とは根を同じくしたものであるが、異なった枝と考えた方が良いようだ

伴奏の場合、例えばバイレでは、バイレの表現をより際立たせるためにリズムやテンポに変化を加えるが
ソロの場合、ギター独自のリズムやテンポのコントロールが必要となる
しかしながら適当にそれが行われるわけでしなく必然性が伴っていなければ、フラメンコ的なアイレ(雰囲気)をそこなってしまう
此の曲ではそういった音楽的要素も考察したい。


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新しく導入されたテクニック

*連続するラスゲ所謂ラスゲアード・ドブレ
*アルサプーア
*16分音符の比較的素早く短いピカード
*装飾音的なトレモロ
*pのみによる上昇するアルペジオ

テクニック的にはレベル-4か5に持って来ても良いくらい難しい部分がある

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イントロダクション

*曲中ではファルセータに入る指示がないので、覚え易いように適当にファルセータと思われる部分で分割してトレーニングした

ラスゲによる基本コンパスが3コンパス続く
ラスゲが複数拍の間連続して行われる所謂ラスゲアード・ドブレとスラーを伴ったストロークの組み合わせ
高音がメインなので親指を5弦に置き爪の当たりが高音よりになるようコントロールし軽やかにアレグリアスらしい華やかさを出すようにする。

ラスゲアード・ドブレはiやmのアップを伴うものとそうでない物が有る
アップを入れると連続音の中に軽いリズムが生まれるが、入れないと音の連続が切れ目無く維持される
まだアバニコの連続によるラスゲアード・ドブレもよく行われる。

Arglias-3_1.jpg




コンパスのアクセントとかを頭で考えてしまうと力みが出たりノリが悪くなるし適当に弾くとコントラストが無くなり流れてしまうので
感じつつ弾く・・・結構むつかしい・・・



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ファルセータ-1(13小節)

以前出て来たアレグリアスと同パターンのスラーを伴ったアルペジオだが、15小節目の左手のポジショニングはかなり指のストレッチを要する。


18小節3拍目から短いアルサプーアが出て来るが、それほど難しいパターンではないがやはりストレッチが厳しい


22小節の一拍目の一拍にアップストローク無しの7連が入るラスゲアード・ドブレ、かなり素早く指を回さなければならない。
Arglias-3_2.jpg




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ファルセータ-2(25小節)

短い16分音符のピカードが出て来る、パターンはそれほど難しくは無いが弾き焦せらないように確実にくようにしたい


31小節のリズムパターンは32分音符のi-m-a-pのアルペジオで裏拍のリズムのタイミングに合わせるのが意外に難しい。
Arglias-3_3.jpg


38小節の3拍裏にフレーズずれ込むのはレマーテの1パターンで次のシレンシオに入る為テンポを次第に落とす様にする


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シレンシオ(41小節)
アレグリアスに特徴的な比較的ゆっくりなファルセータで感傷的なメロディーで気分によってテンポも揺らすことが多い

45小節の装飾音的なトレモロを伴うpのストーロクはよく使われるパターン
演奏に際しては拍の頭がpのストロークにシンクロする様に弾くが、装飾音的なトレモロは必ずしも正確に裏拍前からとは限らない
雰囲気重視
Arglias-3_4.jpg


43小節に代表される3連と5連のアルペジオは殆どpのみで弾かれ滑らかにしかも鮮明に弾くにはプルガールの技巧が要求される
pがすべってリズムが崩れない様に、最初はメトロノームとか使った方がいいかもしれない。
Arglias-3_5.jpg



61小節のアルペジオの右指の運指は幾つか考えられる、とりあえず2番目で・・・(自分の場合このパターンが習慣になっているので)
Arglias-3_6.jpg

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ファルータ-4(65小節)

前のレマーテの後次第にスピードを上げてもテンポを中庸にもっていく


80小節からテンポを上げエンディングへ・・・


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此の曲は今迄の曲と違って消化しきれていない部分がまだ幾つか残っているので引き続き弾き込みが必要と感じる
posted by saintcat at 16:55| Comment(0) | 曲集完全踏破-備忘録_3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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