2007年04月14日

ラスゲアード・セコ---4

ラスゲアードの中でも複数の指をまとめて使ってアップ、ダウンストロークをする奏法を特に単にセコと呼ぶ事が多いようです。

譜面上は二つの矢印等表される事が多くimaの3指を使用するセコ、im、maの2指を使用するセコがあります。

3rasg.jpg


これらを何時どのように使い分けるかはハッキリとした定義は無いようですが、その場の盛り上がりや気分に応じて使い分けているようです。

ima3指を使ったセコは、やや重々しくズン、ズン、ズンと言った感じでimのセコでは軽く華やかにジャカ、ジャカ、ジャカ、maは鋭くダイナミックにダン、ダン、ダンと言った所でしょうか。

トレーニング---1

imaの3指のセコ

例の指を握りこむラスゲの準備ポーズをとり指の先端を軽く揃えて一気にダウンさせます。
指をピッタリと付けると動き固くなりがちになるのででラフに付ける感じの方が良いと思います。




指の長さは、それぞれ違うので弦上ではどの指がどの弦に当たるかバラバラで適当になりますが、それは成り行きでOKです。

他のラスゲ同様に6弦に親指を付け弾性を利用しますが、よりダイナミックに手首のスナップと回転を利用する時は6弦に親指は付けないようです。

アップするする時も指の先端を軽く揃えて一気にアップさせます。





トレーニング---2

セコのアップ・ダウンも試みましょう。

この例では親指を6弦に付けずより大きなストロークでダイナミックに弾いています。




トレーニング---2

im或はmaの2指のセコ


3指の時と同様ですが、2指を使うのはダウンストロークがメインでアップストロークで2指を使用することは殆ど無いようです。(使っても使わなくても良いということなんでしょうね)

前半がim後半がmaのダウンストロークのムービです。





トレーニング---3

2指のセコの場合他の指のストロークとのコンビネーションで使用することが多いですね。

次のiとmaのコンビネーションを練習してみましょう。
リズミカルにダン、ザン、ダン、ザンとと聞こえるように弾きます。

3rasg02.jpg



3指の場合も2指の場合もダウンで弾ききった時の指は伸ばしても伸ばしきらなくても良いようですが、素早く弾く時はむしろ次の動作の為に弾性の余力を残して少し曲がっている事が多いようです。


トレーニング---4

p指とのコンビーネーションを試してみましょう。

先ずハッキリ動作を区切りストロークするところからスタートします。
慣れたら手首の回転とスナップも利用してダイナミックにかき鳴らします。

3指をダウンすると同時にP指を空弾きでダウンさせ次のアップに備えます。





3連ラスゲアード

セコが多様されるケースとして3連ラスゲアードがあります。
この3連ラスゲアードはラスゲアードの中でも比較的熟練を要するもので、親指のラスゲとセコが十分習得出来ていないと良質の3連ラスゲを実現できませんので、3連を試みる前に特に親指のラスゲに習熟する事を勧めします。

3連ラスゲもimaの3指を使用する場合、im、maの2指を使用する場合があります。それらの使用法の違いは、セコ同様に雰囲気、気分的な要素が強いようですが、指のメカニカルな要因もあるようです。

僕の浅い経験上からですが、少しそれを考察してみることにします。
3連ラスゲは親指と他のコンビネーションで成り立ちますが、それぞれの指のストローク時の稼働方向を比べてみますと親指のストロークする方向と他の指では運動する方向が違いima指は関節の稼働方向によりストローク方向がそれぞれ放射上に広がっていています。

3rasge01.JPG

これと手首を軸とする回転方向とスナップ的な横の回転を合成すると親指のストロークと手首の回転は比較的、相性が良く次いでa指、m指、i指の順に相性は悪くなります。
特にi指では手首の回転との運動方向によって弦に対してエネルギーを与えるのにやや不効率になるのが分かります。

手首の動きは3次元的なボールジョイント状の動きをするので分かり辛いとは思いますが・・・・

ですからi指が加わる3連ラスゲのコンビネーションは手首をあまり回転させず、指の弾性をよく効かせ素早くラスゲする方法が向いていて、その結果華やかな音が出し易くなります。

mやa指とのコンビネーションでは、手首との相性はiほど悪くはありませんので、手首の回転とスナップを効かせてよりダイナミックなラスゲが出来るので、曲のエンディングなどでより鋭く力強くラスゲしたい場合に向いているといえます。


トレーニング---5

先ず3連ラスゲの基本として3指を使用したトレーニングから入ってみましょう。

殆どの場合3連ラスゲは親指のアップストロークから入りますのでちょうど親指ラスゲを弾ききった形を先ずとります。(他の指の場合もありますが・・・・)
次に一気に親指を6弦の上まで跳ね上げ、同時に3指を丸めこみます。
次に跳ね上げた親指を6弦に付けると同時に3指を1弦に向かってダウンします。
そして親指を1弦に向かってダウンストロークして1サイクルを終わります。

3rasg05.jpg




3指をダウンする時に親指を一旦6弦に付けるのは、初めは3連符のタイミングが、乱れてダダ、ダーンとかになりがちなので、タイミングを取り易くする為とダウンの時に指の弾性を使用し易くする為の便宜的処置なので慣れてきたらその動作は省いて良いです。(自然にそうなってくると思います)


トレーニング---6

基本が掴めてきたらp指とi、mとの3連コンビネーションを試してみましよう。

今度はあまり手首は動かさず軽く素早く弾ききります。

3rasg03.jpg



初めは速くするとim指の引き上げが十分に行えず弾性が利用出来な事があり、次の動作が遅れたり音が弱くなったりします。
その場合は一旦基本に戻って、ゆっくりでもいいですからim指をしっかり丸め込む事動作を確実にしてみます。
慣れたら、あまり丸め込み動作は意識しなくて適度な動きができるようになります。


トレーニング---7

次にp指とm、aとの3連コンビネーションを試してみましょう。

今度は慣れるに従い手首の回転とスナップも加えよりダイナミックに弾きます。
それには指の弾く力のバランス、敏捷性、等、かなりの熟練が必要となります。

3rasg04.jpg




此の他P指とm指のみを用いる比較的軽い3連ラスゲもありますが、上記のラスゲが出来ると自然に出来る様になると思います。


トレーニング---8

ia、imラスゲとPのアップのコンビネーション3連ラスゲアード
以前im、ia指ラスゲによる3連符をやりましたが、これはその延長線上にある奏法です。

上記のラスゲより幾分滑らかな、華やいだ音色を生み出すので曲の冒頭などで使用さる事も多い3連ラスゲです。

このラスゲは更に指の独立性、弾性、手首の回転、スナップ等、熟練が必要になるので先ずia、imによる3連ラスゲ、上記のセコによる3連ラスゲの習得をお勧めします。

先ず手首は用いずそれぞれの指の動きがハッキリと分離して行えるように、動作をハッキリ区切ってしっかり行います。

i指をダウンするのと同時にP指をアップ開始位置にダウン(空弾き)して次のアップに備えるようにするとタイミングが取り易いと思います。

次第に速度と手首の回転とスナップを加えることで力強さを加えていきます。
3rasg06.jpg



3rasge07.jpg




注意!!

これらの3連符系ラスゲは手首、指、爪等により大きな負荷が掛かりますので、あまり根をつめない様にトレーニングして下さい。また想像以上に大きな音が出ますのでご近所にも配慮して下さいね。(これについてはラスゲアード・セコ---1を参照)





posted by saintcat at 20:16| Comment(1) | ギター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Posted by グッチ gg at 2013年08月12日 23:16
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