2010年11月05日

Rumba (Rumba Flamenca)

レベル-2 Rumba (Rumba Flamenca) ルンバ・フラメンカ

この曲集で2つ目の、ほとんどラスゲだけのルンバ

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セオリーとテクニック

ルンバ・フラメンカの最も基本的なリズムパターンだが、此の他にもいくつか指使いが有るようだ

Rumba2_1.jpg

模範演奏でもマルティン氏はp-i-ma-p-i-i-iで弾いている




色々見ているとp-p-mi-p-i-i-iが一般的なようだ



弾き分けてみると後者の方がルンバのリズムを出し易く感じるので自分にはあってるようだ

何れも無駄な力を抜いて軽やかに弾く必要が有りルンバの特徴あるアクセント(2拍半目のpのアップ)とノリを出す様にする


13小節からのパターンは、以前の曲の頭の部分と同種のリズムの取り方となる

Rumba2_3.jpg




22小節のゴルペを伴ったPとiのコンビネーションは、やや難しい。

Rumba2-4.jpg

ゴルぺしながら素早く安定して弾くにはp-iのモーションで掌が振れない様に(殆ど動かさない)して弾弦する必要が有る
掌を安定させる為にmを指板に付けたりaを指板に付けてmでゴルペをするギタリストもいるので真似てみたが
指の長さのせいかもたついてしまい、この方法は却下(今の所)



要所要所にma-p-maの3連が出て来るが音はp-m-pのアバニコの3連よりダイナミックでやや重い

Rumba2_2.jpg




殆ど手首の回転でストロークする
少し指のストロークも使うが、指のストロークを意識しすぎると無駄なモーションになりやすいのであくまで主力は手首のモーションと考える。

手首の回転は、返しを鋭く行わないと、もたつきやすく
切れの良い3連を実現するには、やはり手首の無駄な力を抜き「回転軸の感覚」を身につける必要が有る


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2010年11月03日

Seguiriya-Lament

レベル-2 Siguiriya (Lamento) 嘆き

フラメンコ的な感情(苦悩、悲壮、嘆き)の吐露と沈黙を最も含みカンテにおいてはカンテ・ホンドを
バイレにおいては形式な厳格性によってソレアとともに重用視される

ギター・ソロの場合も同様でホンドな雰囲気を表現する事が必要となる

コンパスは1コンパス12拍の変則リズムであるが気分によってテンポが微妙に揺れる

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コンパスの取り方

1コンパスを3拍と4拍が長い(1,2拍の1.5倍)5拍として5カウントでとる方法が一般的

Seguiriya2-1.jpg

足で2拍取りリズムを取る場合丁度4カウント目が、足をアップするタイミングになり、少しやり難いが、これは裏拍の取り方に慣れる事により問題とならなくなる




ソレアやブレリアスと同根とみなす或は類似性から12拍子と1コンパスを12拍として12カウントでとる方法
此の場合8カウントからスタートする

Seguiriya2-2.jpg

この類似性からかシギリージャからブレリアスに入ったりする場合が有る

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新しいテクニックはないがラスゲアード以外は殆どプルガールで弾くので、全体的に親指の技巧が必要

1小節目から5小節目迄のラスゲは、装飾音(小さな音符)のように記されているが、実際の模本演奏は

Seguiriya2-4.jpg

となっているようだ(微妙だけど)
4小節の一拍目の音は直ぐにアパカードして次の間を活かす



5小節から6小節はシギリージャの定番中の定番のメロディーとリズムであるが雰囲気をだすのは以外と難しい。



フラメンコ全般で言える事だがコントラの取り方は、正確に真裏を取る、あるいはハネる、引きずる、粘る等があり
例えば採譜が8分音符で刻まれていたとしても、中抜き3連から付点に近い感じ迄、程度の幅があると思った方が良い

Seguiriya2-3.jpg

6小節のリズムの取り方等を見てもシギリージャはどちらかと言うと粘った感じが強い


ファルセータ1
単調で遅いテンポなので逆にコンパスを外し易い、テンポを揺らす場合も底流にコンパスが流れている様にしなければならない。

フラメンコギターのソロは、カンテの伴奏の合間に入れるカンテを模したファルーセタから発展したと言う事から
シギリージャの様なパロのギター・ソロのコンパスの取り方はカンテの様に大きくコンパスを取る方がいいかも
勿論パロやスタイルも考慮する必要が有るが・・・
何れにせよ、沢山曲を聴いて雰囲気を掴むが一番良いだろう

ファルセータ2

16分音符を挟む部分は、走り易いので注意
更に16分音符が連続する部分は、テンポが乱れたりpのコントロールを失い易い



43小節から45小節は16音符で刻む定番フレーズによる独特の抑揚を出す。


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2010年10月29日

Cntina (Luz y sombra)

レベル-2 Cantina -Luz y sombra (Light and Shade)光と影

カラコレス、ロメーラ、アレグリアスなどの陽気な曲調の曲の一群をカンテーニャ系と称する事が多い
アレグアスはAメージャでカンテーニャはCメージャとする場合も有るが
クラシコでCメージャのアレグリアスもあるので、調で分ける事は一概には出来ないようだ

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セオリー

この曲は基本コンパスとリズム取りはソレアに似るが趣とノリはアレグリスの様にテンポは中庸か少し速く
ラスゲが重くならない様に、軽やかに明るトーンで弾く様にする。

Cantina2-1.jpg



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新たなテクニック

pとiのコンビネーションによるアルペジオ

Cantina2-2.jpg

高速なアルペジオに力強さを与える為pがメインだが高音部をiがホローする
pが連続するところはpを高音弦に向かってアポヤンドで滑らす様に弾き
iで高音弦を引っ掛ける(弾くと言うより引っ掛ける感じがやり易い)て発言するタイミングでpを低音弦へリターンさせる




25小節のパターンも同様だが
3拍目はiをストローク様に引っ掛けるように次のiのダウンストーロクの開始位置迄引き上げるようにすると次のダウンストロークに繋げ易い

Cantina2-3.jpg




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2010年10月28日

Zorongo

レベル-2 Zorongo ソロンゴ

フェデリコ・ガリシア・ロルカがスカペインの古い民謡を採譜した13のスペイン民謡の中の一曲

基本的にクアヒーラ、ペテネーラ同様に変則的な12拍子


その他ネットで調べてみるとソロンゴという形式には
「南米の黒人の舞踊であり、劇場や舞踊学校、パーティーなどでロマン主義の時代に大成功をおさめたが、廃れてしまった。20 世紀はじめにジプシーがこの舞踊を発展させ始め、現在では多くの舞踊家やギタリストのレパートリーになっている。「ミの旋法」で弾かれ、最初の部分は自由リズムで、歌はブレリアのテンポである。」(アンダルシア観光オフィシャルHPより)
という解説もあった。

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同名の曲には緩やかかなリズムではじまりブレリアで激しく終わる演奏が多いが
この曲はブレリアにはならず、ゆるやかなテンポで始終する(ペテネーラみたいな感じ)そのせいかクラギの曲ぽく弾き易い

前半は12変拍子で後半は3/4拍子

Zorongo.jpg

メロディーは、ハッキリと際立たせるがあまり鋭く弾かず、やや柔らかくひいたほうが良いみたい



テクニック的に特に難しい所はないが後半のテンポが遅い部分は、どうも何時もリズミックな速い曲ばかり弾いていると
テンポを保つのが逆に難しく感じる
3連譜は特にリズムが走ったり適当になり易いので、しっかりとリズムを掴んでその後ある程度自由に弾く様にする。

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2010年10月23日

Tarantos (Toque delas minas)

レベル-2 Tarantos (Toque delas minas)タラントス  炭坑のトーケ

アルメリア起源の古いファンダンゴから自由な形式タランタが、そのタランタからはっきりとしたコンパスをもつタラントが出来たとされる
鉱山夫の嘆きの歌

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セオリー

タランタ、タラントともアラビックなF#のナチュラル旋法により洞窟の中で響く様な不協和音を用いるのが特徴。
2拍子の強いアクセントは洞窟の中で響くつるはしの音を連想させる。

カウントは1コンパスを1234と取るのが普通

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テクニック

1小節から5小節のように6弦からiやm,aでストロークする場合や既に鳴っている6弦に影響を与えず他の弦をストロークする場合2つの方法がある

6弦に親指を配置せず、手首の回転でストロークを弾く、回転の軸をブラさないようにするのが安定させるカギ
この方法は主にセコ用でch-a-m-iのラスゲアードは出来ないではないがやや不安定



表面板に親指を付けて手首を安定化して他の指をストロークする方法
この方法だとch-a-m-iラスゲアードも安定して弾ける



どちらを使用するかは適時適用


タラントでは、殆どの場合、音を消音せず残響を活かすので、なるべく左のポジショニングを維持するようにする

更に6小節から23小節までプルガールで連続して弾く部分が多くやや難しい。




36小節にPicade(ピカード)の指示がある
i-mを用いて弾く奏法を単純にピカードと呼ぶ場合もあるが、モデルノでは、i-mでクラギの様に柔らかなトーンを出す場合も有るので文字道理、特に鋭い音を出す場合をピカードと呼ぶ様にする。

ここは指のモーションがそんなに高速ではないので特に難しい部分ではないが、低音が(4弦あたりから)鈍い音にならないようハッキリとした音が出る様にする

手首のポジションを上に移動する場合、4弦あたりから強いタッチでひくと手首がブレ易いので表面板に親指をあて手首を安定させる方法もある。




*ストロークの際にも表面板に指をあてる方法が出て来たが、クラギの場合表面板に触れるのは、音に影響があるとして極力避けるが、フラギの場合それほど神経質ではないようで結構表面板に触れるテクニック?がある

自分のギターで色々試した所、確かに掌をベタっと付けてしまうと音の減衰が速くなり影響があるが指だと殆ど影響は無い様だ
そもそもゴルペ版を貼っている時点で、少々触れることぐらい関係ないと言えるが・・・
posted by saintcat at 20:59| Comment(0) | 曲集完全踏破-備忘録_2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月10日

Alegrias en la

レベル-2 Alegrias en la アレグリアス (幸福)

いままでよりテクニック的に1歩進んだ事が感じられるアレグリアス
曲の構成も幾分複雑になっている

イントロの基本コンパス---ファルセータ1----コンパス-----ファルセータ2----レマーテ

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新たなテクニック

*5連のch-a-m-i-i-iのコンビネーションのラスゲ

*山形の3連アルペジオ

*p-am-iの複合アルペジオとスラーのコンビネーション等々・・・

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イントロ

アレグリアスはソレアと同一のコンパスだがニュアンスは違う
トーンもソレアよりも明るく中庸のテンポで軽やかに弾く

ラスゲも単純なストロークで弾くのではなく、そこに含まれるメロディーラインを意識しつつコントラスト豊かに弾く

5小節目の5連のラスゲは4連のものと同じく非常に多用されるタイプだが
ch(小指)の音がどうしても弱くなりがちなので注意する

Alegrias2_1.jpg




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ファルセータ-1

山形の3連アルペジオを上昇下降でコードを弾くパターンで上昇下降で山形の6連パターンと同一である

コードがミドルポジションの為一見難しそうに見えるがコードの遷移が無いかポジションをスライドしていくパターンなので実際はさほど難しくは無い
しかし1弦2弦の開放弦に接触しない様に指を極力たてる必要が有る(所謂カンパネラ効果)

Alegrias2_2.jpg




言葉で表現するのは難しいが24小節からのレマーテのニュアンスを表現する




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ファルセータ-2

amあるいはamiによるコード弾きとアルペジオの組み合わせと間にスラーを挟むテクニック
スラーが掛かった音を鮮明に出す、コードを弾く、等色々とリズムを崩したり弦に指を引っかけてしまったり結構難しいので、少々弾き込みを要する
とくに31小節目は左手のポジショニングの難しさが加わる

Alegrias2_3.jpg




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レマーテ

43小節の3連符のアルペジオは2弦D音の4の押弦を維持しつつ1弦F音を3指でスラーするのが難しい
(3指(薬指)の腱の関係で指を独立して離しにくいせい)
また走り過ぎてテンポを乱していがちな点にも注意

Alegrias2_4.jpg



46小節の3拍目で次のフレーズを半拍追い込んで入れて来るのはレマーテの一つのパターン。

Alegrias2_5.jpg

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2010年10月07日

Solea FalsetaTradiciona

レベル-2 Solea FalsetaTradicional ソレア 伝統的なファルセータ

3曲目のソレア 基本コンパスに伝統的(所謂クラシコ)なファルセータ(変奏)を単純に挟んだシンプルなソレア

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セオリー

イントロの冒頭はダウンストロークにハンマーリングを加えたよくあるパターン
このパターンは古いソレア・プア・ブレリアやブレリアスにも見られる
ハンマーリングされた音がしっかりと聞こえるように打たなければならない

Solea_2_1.jpg

1コンパスが10拍目で終止している場合は次の1拍目(カウント1)までしっかりとの2拍分(11-12カウント)伸ばさねばならない
慣れないうちは、先走って短くなったりするので感覚的に「間」を処理するのではなく足踏み、カウントなどして正確に処理する
慣れると感覚的に正確に弾ける様になる




13小節からのコンパスはレマーテのパターンの一つ

Solea_2_2.jpg



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新たなテクニック

19小節の3連符の短い下降、上昇するスケール
1拍目は低音の4弦F音と同時に高音F音を弾き低音のF音は2拍の間、押弦しなければならない、更に高音を弾くimはアポヤンドする必要が有る

Solea_2_3.jpg



20小節は新たな3連アルペジオの終止タイプの弾き方で非常に多用されるパターン
例によって採譜の仕方と弾き方が違っている



posted by saintcat at 17:45| Comment(5) | 曲集完全踏破-備忘録_2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月24日

曲集完全踏破-備忘録 中間報告-その2

曲集完全踏破-備忘録 中間報告その2

レベル-1も基本的なテクニックのみで曲の長さも短かったので結構簡単に弾けましたがまだ全部は暗譜は出来ていません

初見で弾けたものもありますが、楽譜をチラチラ見ながら、大体弾き通せますので取りあえずヨシとして次のレベル-2に着手したいと思います。


レベル-2は新たにタラントスとかシキリージャスとかのパロがでてきますが0、1同様ソレアから始まってますね。

ソロンゴとか珍しいパロでてきますが、ソロンゴはブレリアスみたいな感じをイメージしていたので模範演奏を聞いて、アレ全然違うなと思ったり・・・

全体として曲の長さも幾分長くなり曲としての内容も充実して来る様ですが、まだ前哨戦的な感じでテクニック的には、左手のポジションがミドルフレットを使ったり、押さえ方がやや難しいポジションが出て来てきても、そんなに難しく無いみたいです。

右手のテクニックは基本の簡単なラスゲが中心でimのやや素早い動きがでてくるもののまだまだ易しい様です。
posted by saintcat at 14:15| Comment(0) | 曲集完全踏破-備忘録_2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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